焼肉のルーツは日本にあった!?

現代では

ブームもあるが

肉を食べる文化として、一般的な日本風の食べ方はすき焼きのルーツとも言える『牛鍋』に連なる。すき焼きも嗜まれていますが、現在の日本ではすき焼きはどこかおめでたい時に食べる物と、そんなふうに筆者は考えている。より一般的に食べる食事としては、焼肉が定番中の定番といえるのではないか。ただ先に話したように、肉特有の生臭さから最初期こそ天皇のお達しで食べる人も少なからず出てきたが、生臭さを取るための下処理に時間を掛けていたため今と違って味は全く期待できるものではなかった。また大正からは需要も増えず、その後昭和前期から終戦直後まで、一般の人々が肉を食べる機会などほとんどなかったと言われている。より普及したのが戦後から、そう言い伝えられている。

さて、そんな肉食文化で肝心とも言える点が一つあります。それは日本での焼肉をどのように嗜むかという点だ。これは本場韓国とする考え方とは少し異なる点でもあるのです。

焼き肉食べたいよね

自分で焼くか、店員が焼くか

韓国と日本の焼肉で決定的に異なる点といえば、肉を誰が焼くかだ。これは久しく対照として語られている点ですが、

という点だ。自分で焼くのが普通では無いのかと思う人が多いかもしれませんが、韓国では店員が肉を焼いて皿に盛るのが通常の食べ方となっている。日本では基本自分のペースで食べるのが通常となるものの、団体で行けば大抵が誰か1人鉄板奉行と化して焼くのを管理する人が必ず確立されます。ですがそれでも自分がどの程度食べるかはその人のペースによりけりなので、必ずしも全員が同じ量を食べるとは限らないのも特徴だ。

また焼肉にも色々とやり方というルールも存在している。

美味しい食べ方

焼き方にもこだわり

現代の焼肉文化は多彩です、正直人によっては自分流があってそれを理解し合える人間同士がテーブルを共にしないとあっという間に抗争へと発展してしまいます。ちなみに筆者はそこまで特別なルールはない、とりあえず一番最初に食べるのは『タン塩』といったところだ。その後どんな肉を食べるかは超気ままに気分で決めているので、自分ルールを持っている人と食事をするとなったらかなり分かれそうだ。

ただこうした焼肉の、どの肉から食べるかといったルールは誰しも存在しているようだ。その中でも特に一般的だと言われている食べ方が、

タン塩→内臓系→ハラミ→カルビ

この順番で食べるのが理想的とされている。意外にも内臓系は早い内に食するというから驚きだ、ちなみに個人的には最後らへんで食べるようにしている。理由があるわけではないが、とにかく肉を食べてからと決めているため、内蔵という選択肢は大方肉を食べてから考えるようにしている。

ですがこの順番は守られても、人によってどのくらいのペースで食べるかは個人差が出るようだ。中には早急に食べてしまう人もいれば、1つずつ味わいながら肉の旨味を堪能しようとする人もいる。これが日本流の食べ方であり、他人のペースに乱されないで自分の思うとおりに食事のスピードを自由に制御できるやり方だ。対して店員さんに肉を焼いてもらう方法となったら、ある程度お店の方でスピードが配膳の関係もあり、決められてしまいます。そうなるとゆっくり味わいたいのにと考えている人にとっては窮屈で仕方がない、日本人が韓国へ行って焼肉を楽しもうとしたら些か窮屈に感じる場面でしょう。

焼き方にもこだわりを持っているとするなら、この時点で日本の焼肉が必ずしも韓国が原点であるとは考えにくいのも頷けるはずだ。そもそも現代でいうところの『焼肉』と、古代において食肉されていた『焼肉』とは、その形は微妙に異なっていると見るべきでしょう。食肉文化で肉を焼く行為はとても自然な食べ方であり、最も親しまれているやり方だ。

一人はダメか

日本人のこうした食べ方は何も今に始まったわけではなく、ルーツと言われているジンギスカンや牛鍋なども食べる際は自分で焼いて食べる、がポイントだった。そう、つまり何も肉食が盛んになる戦後から焼肉の食べ方も決まったわけではなく、明治から登場した牛鍋やジンギスカンから日本人らしい食べ方が確立されていった事になる。その歴史は古く、自分たちが思っている以上に日本人らしさはこの頃から思想として確固たるものとして語られている。

融合へ

それから平成期へと突入する頃になると、日本の焼肉を始めとした食肉文化はものの見事に大衆文化へと発展した。焼肉を例として挙げるなら日本流の食べ方だけではなく、韓国流の習わしも含まれていき、いつしかそれが当たり前の様に受け入れられていく。そして肉と言っても牛や豚など、日本国内でペットとして飼育する動物以外を食材にすることも価値観となっていったと言えるのです。